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水虫とは、白癬(ハクセン)菌というカビの一種が、おもに足の皮膚の角質層に入り込んで寄生・繁殖していく病気で、正式名称は「足白癬」といいます。
白癬菌が皮膚の中で繁殖する過程で強いかゆみを伴ったり、皮膚がボロボロと剥がれ落ちたりという、不快なあの水虫独特の症状を引き起こすのです。
水虫はおもに足の裏にできやすいため足白癬という言い方をしますが、実は水虫ができる場所は足の裏だけではありません。白癬菌が侵入していく場所によってその症状や呼び名も変わってきます。
詳しい水虫の種類や症状は別の項で述べることにして、ここでは少し水虫の歴史をひもといてみましょう。 現代病の一つといわれる水虫ですがその歴史は古く、日本の書物に最初に記載されているのは平安時代にまでさかのぼります。
実際に医学的に水虫の原因がカビの一種である白癬菌にあることが発見されたのは、1910年のことでした。 日本では1918年に太田正雄博士が水虫の原因となる白癬菌を分離培養したことが最初だといわれています。
水虫が平安時代の昔からあった病気とはいえ、当時は現代ほど多くの日本人が感染していたわけではありませんでした。現代の日本において水虫患者の数は約2000万人にも達するといわれており、なんと日本人の5人に1人が水虫患者であるといっても過言ではありません。
また水虫といえば男の人がかかる病気と思われていたのが、現代では女性や子供のあいだにも水虫患者は広がっているのです。なぜそれほど水虫患者が増えているのでしょう?
それは、やはり現代の生活習慣にその原因があるといえます。

水虫の原因となる白癬菌はカビの一種。つまり高温多湿の環境が大好きなのです。靴下やストッキング、靴を1日中履いて生活するという習慣ができたことにより、常に足が蒸れた状態にあり、水虫が住みつきやすい絶好の環境を作り出してしまったのですね。
同じ理由で子供でも水虫になるケースがありますし、家庭でもスリッパを履くようになったことから家族間で感染するケースもでてきました。さらに犬やネコといったペットからも人へ水虫が感染することもわかっています。
水虫は命にかかわる病気ではありません。市販の薬も多く出回っていますし、わざわざ皮膚科で治療するのも億劫だと思われがちですね。けれども、いったん水虫を患ってしまうと中々完治しにくいやっかいな病気でもありますし、放置しておくと家族へ感染したり、爪にまで白癬菌が侵入して二次感染を引き起こすこともあります。
いずれにせよ、水虫にならないよう適切な予防を行うことと、水虫かな?と思ったら皮膚科などを早めに受診して症状がひどくならないうちに治療することが大切なのです。
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